百ドルパソコンの夢かなわず

"One Laptop Per Children"をスローガンに、百ドルのノートパソコンを開発してきた団体。
発展途上国の子供達にも均等に教育がいきわたるようにと、低価格のパソコンを提供してきた。
電気がうまく供給されていないところでも使えるようにと、パソコンにハンドルがついていて、自家発電できるデザインになっていたりと色々工夫されている。
デザインもまたかわいいんだよね。
そんな風に色々なところで貢献してきたOLPCだけど、今回このパソコン$188までに値上がりしたそうだ。

The $100 laptop now the $188 laptop
Story Highlights
$100 laptop now slated to cost $188 when mass production begins this fall
Reasons for increase: Currency fluctuations and the rising costs of components
The laptops feature an open-source interface designed to be intuitive for children
One Laptop Per Child has commitments for at least 3 million computers

学校のミクロ経済の授業で学んでいるところが、ちょうど値付けのところなので、この値上がり率は興味深い。
記事を読んでみると、この値上がりは儲かること前提というよりも、生産過程でのコスト値上がりや、アメリカ全土での物価上昇によるものみたい。
色々な企業がこのプロジェクトに賛同して協力し、色々と注目を受けていたのに、なんとも残念な結果です。
この団体、Cleveland StateのESLに通っていた際にしたプレゼンで取り上げた事があったので、思い出深い…。
これからもちょくちょくと様子を伺うことにします。