旅行中、象に変身

今週末も旅行と言いつつ、書きかけのペーパーとその資料、Business Ethicsの読み物だけは持ってきました。
前回の旅行で購入した可愛いキリンのキャリーバックも重さに耐えられず、取っ手の所から破れてしまいました(汗)でもぱっと見ただけでは分からないし、そんなに大きい破れでもないので、帰ってからチクチクしようと思っています。


ちなみにペーパーの内容は、象牙貿易を禁止すべきか否か。

メキシコの高校でアメリカ人の先生が流した象牙に関するドキュメンタリー。アフリカの象達が乱獲され無惨に殺され、その牙だけが切り取られて中国で加工される。そしてその後その象牙が向かう先は日本、と日本人達がはんこ屋や置物やで象牙品を買いあさるシーンが流された。今でもその映像を鮮明に覚えている。
そのビデオの放映の後、メキシコ人の女の子達はかわいそうと涙していたし、クラスメートは私の所に寄って来てなぜ象を殺すのかと尋ねた。


それまでとってもフレンドリーなメキシコ人に囲まれて楽しい気分で毎日を過ごしていた私。そこにこんな風な反発を受けて少しショッキングでもあったし、何の意図があってこのアメリカ人の先生は日本人の私にメキシコでこのドキュメンタリーを見せたのだろうと思った。(今思い返せばそれは倫理のクラスだったような気がする)


今、再びアフリカの歴史に関わる本を読み、この話題に興味を持った。日本がしていることで世界から叩かれていることは沢山あって、私は知らないと目を背けたくなるようなこともある。でもそう言うチャンスを生かして自分なりに何が起きているのか情報を集めるのは大切だと思う。そう言う知識は後で役に立つ。

今の私の考えでは象牙自体の輸出入は完全禁止しなくてもいいとしている。もちろん乱獲は許されない。けれども象牙の宗教品や実用品など象牙と日常レベルで深く関わる文化がある以上、それを変える方がより困難であるし、需要があれば高額での闇取引が成立、それによる乱獲はコントロールしがたい。と言うことで他にも色々と書きつつ貿易や象に関する資料を読みあさっています。 そのうちパオーンと自分が象になりそうな感じです(笑