みそ汁でアメリカの食育

そんなライさん家族は典型的な中西部のアメリカンファミリー。お母さんはスイス系1世、ドイツにも数年在住していた経験もあるからか、外国からやって来た私にもかなりオープンに接してくれる。しかし、食生活の部分ではかなり保守的。白いご飯なんて食べたこともないし、豆腐なんて味気のない白い固まりだと思っているらしい(笑) 何よりのごちそうはステーキ! 


そんな家族に日本の料理を体験してもらいたい、と言うライさんのリクエストで作った料理はみそ汁
はい、日本料理代表でみそ汁だけなんてなんて恥さらしな…。本当はトンカツやらうどんやら考えていたのですが。材料を揃えに行ったのが日曜日。頼みの日本食材店はお休み、他アジア系のお店に行っても麺つゆが見つからず、寝坊していたこともあって、タイムアウト。仕方なく豆腐とネギのシンプルなみそ汁だけに。それでもスープが他になかったので、良い選択だったかもしれません。


使った豆腐がまた美味しくて。Woodman'sと言う私の大好きな何でもそろう食材店(今度記事にするかもしれません♪)で仕入れたオーガニックのお豆腐。後で余った分を家で湯豆腐にして食べてみたところ、いつもの安いお豆腐(普段は1ドルちょっとのお豆腐ですが、今回のは2、3ドルしました)とは比べ物にならないくらい、お豆腐自体にしっかりと味がついていました。


提案者のライさんにタマネギやらお豆腐やら青ネギやらを切ってもらい、私はお鍋の監視と味噌を溶かしただけ(汗) 料理中、心配そうに何度も何度もキッチンに覗きに来たライ家族(笑)
出来上がりは見た目もまあまあ。 ライさんがお豆腐を上手に細かいさいの目に切ってくれたおかげでしょうか、ライさん家族からは大好評。 その日ライママから「あのスープは美味しかったわ!」と何回も肩を叩かれながら言われ、ライさんがアリゾナに帰ってからも電話越しで言っていたそうな。


初めての日本料理体験、初回は大成功!?
次は何を作ろう?